あなたは「筆跡診断」という言葉を聞いたことがありますか?
「筆跡診断」とは、筆跡を分析・診断することで、
書いた人の性格や行動パターンを推察することです。
よく「占い」と勘違いされる方がいらっしゃいますが、
「筆跡診断」は「筆跡心理学」という学問を用いた診断になります。
ヨーロッパではグラフォロジー(Graphology)と呼ばれていて、
140年以上の歴史があります。
特にフランス、ドイツ、イタリアなどでは国際学会が頻繁に開かれるぐらい
盛んに研究されており、大学では講座も設けられていてます。
「筆跡心理学」を学んで「筆跡診断士」の資格を取得するのですが、
医者や弁護士と並ぶ国家資格の職業となっています。
日本では、まだメジャーではないのですが、
ヨーロッパでは、「筆跡診断士」が企業の人事や採用などに
大きく影響を与えています。
日本では「筆跡心理学」が研究されて始めて60年と、
まだまだこれからの学問と言えますが、
近年はテレビや雑誌などのメディアに取り上げられるようになり、
興味を持ってくださる方が増えてきました。
「筆跡診断」で潜在意識(深層心理)の中に眠る「本当の自分」を知り、
また「筆跡改善」では、あなたが理想とする自分を手に入れることもできます。
例えば、筆跡診断が盛んなフランスでは、就職活動の前に
筆跡診断士に職業適性の向き不向きの診断をしてもらいます。
また、母親が子供の書いた文字を筆跡診断士にみてもらい、
「ウチのこどもの適性は? どういう習い事が向いているのか?」
と相談に来られる方が多いようです。
つまり、子供の書いた文字を分析して、その子の隠れた才能や、
将来的進路に関しての診断をしてもらいます。
相談に来られる時期が多いのは、14~15歳になり高校に入る時や、
17~18歳になって大学への進路相談で、筆跡診断士のもとを
訪れる方が多いようです。
現在のフランスには、約1,000人弱の筆跡診断士がいますが、
驚いたことに、躁うつ病や神経症などの精神的な病気や、
心臓や呼吸器系といった肉体的な病気を
探り当てることが出来る筆跡診断士もいます。
このようにカバーする分野が広がると社会的責任も重くなり、
いまや筆跡診断士の資格取得は国家資格ということで、
医者や弁護士と並ぶくらいに難しくなっているようです。
そのほかドイツなどの欧米諸国でも、筆跡診断に関心を示す人々が多く、
今や国際的な存在になりつつあります。
なかでも漢字やひらがな、カタカナと文字の種類が多く、
診断材料の豊富な日本では筆跡診断の研究が進んでおり、
筆跡診断の信用度はもっとも高いと言えるでしょう。
これほどまで筆跡によって性格がわかれば、
気になる人(恋人または嫌いな人)との相性や
現在の職業が自分に合っているかどうかも、診断することができます。
すなわち、上手に筆跡診断を利用すれば、
相性のいい人や自分に合った適職が見つかり、
あなたにとって幸せになれる可能性が高くなるということです。