普段私たちが行っている何気ない行動は、「無意識」に行っています。
例えば、玄関の靴を履くことや、玄関の扉のノブを回すこと、
歯を磨くことも特に意識せずに行っています。
同じように、文字を書くことも無意識に行っています。
「横線を書く時は、横に3mm出してから縦に・・・」なんて考えないですよね。
記憶にある文字の形を思い出して、無意識に書いています。
意識している世界は認識できるけど、無意識の世界はよく分からない、
と思う方は多いと思います。
しかし、人間の脳の中の無意識の世界には、
記憶という「目には見えないもの」が存在します。
ですので、意識せずとも靴を履いたり、玄関のノブを回すことができるのです。
そういうことを考えると、「見えないからといって、ないとは言えない」
ということなのです。
意識と無意識の比率は、意識が3%、無意識が97%の割合で占められ、
無意識の驚異的なパワーは、意識の2万倍のパワーがあると言われています。
つまり日常の何気ない行動と、文字を書くという行動は、
どちらもその人独自の無意識の世界によってコントロールされているので、
「文字を分析すれば書いた人の行動傾向が分かる」ということなのです。
筆跡心理学では「筆跡改善」といって、この無意識のパワー、
いわゆる潜在意識(深層心理)を利用して、自分の性格を変えることができます。
まず自分の性格を変えようとする前に、ビジネスで成功している人の
筆跡をまねるというのも、一つの方法です。
詳しくは、また次回紹介しますね!